看護学科 今川孝枝です。
1年生は4月23日より遠隔授業がスタートし全員が授業に参加しています。遠隔授業となりましたが、少しでもリアルな授業ができるよう実習室で授業を行いました。私が担当した「生活行動援助技術論、ベッドメイキング」の授業の様子を紹介します。
ベッドは、治療や看護を受ける場であるとともに体を休める場となります。この科目の最初に位置づけされ、今後は食事や排泄、活動、清潔といった日常生活行動の援助を学んでいきます。例年、5号館(看護学科)3階にある実習室で授業を実施していましたが、入学後学校への登校ができず実習室のイメージもないため、実習室の様子を映しながら援助技術の方法や留意点について説明しました。学生は、自宅のベッドを使って手順に従って実施しました。教員はチャットによる質問に説明を追加しましたが、学生同士が「テキストの〇ページに書いてあるよ」など積極的にやり取りをしてくれました。授業終了時には、全員が顔を出して感想を述べました。
学生の感想より
「早く学校に行き技術の練習をしたい」
「患者さんが安全に治療できる環境作りが大切だとわかった」
「正しい技術を提供しないと逆に害になってしまうことがわかった」
「たくさん練習をして上手くなりたい」
「やり方は簡単そうだったが角をつくるのが上手くいかなかった」
「ベッドの高さが変えられないので大変だった、作業環境も大事だと実感した」
「授業の前、家族と一緒に練習をしたが、今日は一人で実施したので大変だった」等・・
学生たちは自宅で必死に学ぼうとする姿勢が感じられ、頼もしく感じました。
早く学校での技術練習ができることを祈りながら、遠隔授業内容を工夫し学びが深まるよう頑張りたいと思います。